INTERVIEW
Q-pot.デザイナー・ワカマツ タダアキ ロングインタビュー
第3弾"Disney Story Dreamed by Q-pot."コレクション Vol.2
2017.02.07
“Disney Story Dreamed by Q-pot.”。
第1弾、第2弾のインタビューを振り返りながら、
第3弾“Disney Story Dreamed by Q-pot.”コレクション Vol.2をご覧下さい。
●第2弾 "Disney Story Dreamed by Q-pot."コレクション Vol.1はこちら!
第3弾
“Disney Story Dreamed by Q-pot.”コレクション Vol.2
Q 第2弾に続き、過去に作られたディズニー作品の中から商品について、
またワカマツさんが感じる各キャラクターの魅力もありましたら合わせて教えてください。
〜 白雪姫/魔女の毒リンゴネックレス 〜
ディズニーでは、悪役のヴィランズも大変に魅力的なキャラクターが多く、
“白雪姫”では“魔女”の毒リンゴをテーマにネックレスをデザインしました。
艶めく毒リンゴの中には魔女を施したのですが、
細かい表現にこだわり抜いた日本の職人さんの技が随所に光っていますので、
ぜひ直接手に取って見ていただきたいです。
毒々しさを再現する為に、色にも大変こだわりました。
外側を少し変わった紫に、中を深い緑にし、最後の最後まで手を加えながら、
現在の作品に至っています。作っていて楽しかったです。
〜 白雪姫/7人のこびと チョコレートバー チャームセット 〜
僕の大好きなキャラクター“7人のこびと”を木製のチョコレートバーに見立て、表現しました。
彼らが仲良く寝ている木製のベッドが、チョコレートのように見えてきてこのデザインが誕生しました。
この木製のチョコレートバーは、実際にパキパキッと折って、ネックレスやブレスレットにできるところが気に入っています。
〜 リトル・マーメイド/アースラ シリーズ 〜
“アースラ”は、キャラクターデザインが複雑で、アクセサリーに落とし込むのは大変に難しい部分もありました。
特に足が特徴的なので、このタコの様な足を思い切り活かしたデザインでリングとネックレスを作りました。
特にリングは、足だけで“アースラ”をうまく表現できたと思います。ファンの皆様にも、とても人気があるアイテムだと聞いています。
〜 アリス・イン・ワンダーランド/グリニング チシャネコ コレクション BOX 〜
“ふしぎの国のアリス”もティム・バートン監督作品も大好きなので、
ティム・バートン監督が“アリス・イン・ワンダーランド”を製作するという発表を聞いてから、ずっとワクワクしていました。
リスペクトしてやまない、ティム・バートン監督の作品をデザインする事ができ
大変嬉しかったですし、光栄に感じています。
“アリス・イン・ワンダーランド”の様々な世界観を、一つのボックスに閉じ込めた
“グリニング チシャネコ コレクション BOX”はお気に入りです。
この作品は、気分に合わせてチャームを選び、身につけられる様になっています。
チシャネコの目や歯には、象嵌(ぞうがん)という技術でシェル(貝)をはめ込みました。
暗闇で怪しく光るチシャネコが上手く表現できたと思っています。
チェーンも形の異なるチェーンを組み合わせていたり、とことんこだわって作ったアイテムです。
シリアルナンバーが入っているので、コレクター心もくすぐられるのではないでしょうか?
〜 フランケンウィニー/スパーキー シュガークッキー 〜
“フランケンウィニー”については、僕も犬を飼っていた事があるので、
ティム・バートン監督が自分の愛犬を題材に映画を制作された気持ちがよく分かるんです。
映画を観ると、ファッションやスケボーなど80年代の雰囲気を感じます。
また、ダークで切ないお話なのですが、すごくポップさもあるんですよね。
そんなシュールだけどどこか楽しい雰囲気を、シュガークッキーをモチーフにデザインしました。
モノクロの世界感を表現するために、シュガークッキーはブラックセサミ味をイメージしています。
〜 ナイトメアー・ビフォア・クリスマス 〜
“ナイトメアー・ビフォア・クリスマス”はティム・バートン監督の代表作といえるのではないでしょうか?
中でもジャックは一番人気のキャラクターだと思います。
そのジャックを、ロリポップキャンディをイメージしてデザインしたこのネックレスは、
“パンプキン・キング”にも仮装できるよう、付け外しが可能なパンプキンの仮面をセットにしました。
「今日はジャック!」「ハロウィンシーズンはパンプキン・キングに!」と
気分に合わせてチェンジすることが可能なので、そのエラベルワクワク感や楽しさを
皆様に味わっていただきたいです。
Q ディズニー作品の中で影響を受けた作品、または思い出のある作品などはありますか?
ディズニー作品は一つ一つがストーリー性とテーマがしっかりしているので、
好きな作品はたくさんありますが、一番影響を受けているのは“ふしぎの国のアリス”です。
子供の頃から「ディズニー=アリス」というほどアリスが好きで、アリスが小さくなったり大きくなったり、
不思議な薬が出て来たり、花や動物が歌ったり・・・という奇想天外でシュールな世界観は
Q-pot.が作りたい世界観と似ていて、常に参考にしていきたい憧れの作品でもあります。
これまでもたくさんのアイテムを手がけてきましたが、まだまだ色々とデザインしたいです。
Q 15周年ということで、ワカマツさんのこれからの目標を教えてください。
現代は、オンラインストアで全国どこにいてもお買い物を楽しむ事が可能となった時代です。
Q-pot.にも、もちろんオンラインショップがありますし、今の時代に欠かせない大切なショップとなっています。
15周年を迎えて改めて思うのは、今まで以上にリアル店舗と店舗に立つキャストの重要性です。
Q-pot.のアクセサリーに込められたストーリーやワクワク感は、キャスト達によって皆様に伝えられると思っていますし、
「コミュニケーションツールとしてのアクセサリー」の魅力を、キャストとのコミュニケーションの中で感じて欲しいです。
また写真では絶対に伝わらないワクワク感や、リアル店舗を訪れた方にしかわからない世界観を、
実際に店舗を訪れて一人でも多くの方に体感してもらいたいです。
Q-pot.のショップを、Q-pot.の世界観を伝えるテーマパークの様な場所にしていきたいと思っていますし、
皆様と触れあえる大切な場所として、さらに大切に育てていきたいと思っています。
「Q-pot.デザイナー・ワカマツ タダアキ ロングインタビュー」はいかがでしたか?
一つ一つの作品に込められたデザイナーの思いを感じながら、
改めて“Disney Story Dreamed by Q-pot.”の商品をご覧になってくださいね。
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