パリ・コレクションと同時期に、パリで開催されるファッションの合同展示会「TRANOÏ（トラノイ）」。
世界中のトップバイヤーや、 一流のファッション業界関係者ら8000人以上が集結し、ファッション業界の誰もが“最もファッション感度が高い”
と注目している、極めて大規模な合同展示会。「TRANOÏ」では毎年、一カ国をフューチャーし、大々的なタイアップを行っていますが、
2009年3月、10月と2シーズン連続で“一カ国”ではなく“１つのブランド”とタイアップするという前代未聞の取り組みが行われ、
そのタイアップに日本ブランド「Q-pot.」そしてQ-pot.デザイナー・ワカマツ タダアキが抜擢されました。
2009年3月の「TRANOÏ」では、展示会場「BOURSE（ブルス）」がパリの“元証券取引場”であったこと、「不況」といわれる
現在の世界情勢を象徴する建物でもあることから、「不景気な世の中が、“ケーキ”で“景気” よくなって欲しい」というコンセプトで
インスタレーションを行いました。建物の巨大な柱には、ストロベリー、チョコレート、フレッシュのホイップ柄３色の布を巻きつけ、
建物全体をフレッシュクリームでできた「巨大なケーキ」としてデザインしました。

また、入場パスの「ブラックマカロンネックレス」と「ケーキバッグ」もデザインし、それらを持って世界各国へと帰る黒い服に身を包んだ
バイヤーの姿を“ケーキを持って巣に帰るありんこ”に見立ててバイヤー参加型のインスタレーションを行いました。




Designer　ワカマツ タダアキ(Q-pot.)

関係各社　 TRANOI／伊藤忠商事株式会社／株式会社インクマックス

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