Q-pot.の名刺代わりとも呼べるスイーツモチーフのアクセサリーは、ワカマツの何気ない日常の中で生まれました。
『ある日、娘がケーキを食べていた時に、ホイップクリームをほっぺにベタベタとくっつけながら食べてる姿がなんともかわいくて仕方がなかったんです(笑)
僕にはまるで、娘が自分で自分をデコレーションしてるように見えて。
こんなシーンを再現できるような幸せなアクセサリーが作れたら、僕はもちろん、ほかの人にもハッピーな気持ちになってもらえるかなと思って<ホイップクリーム>を作る事に決めたんです。』と語っています。
「アクセサリーを身に着けるのではなく、「自分をデコレーションする」という感覚で<ホイップクリーム>をデザイン。
<ホイップクリーム>らしさを表現するためにワカマツが選んだのは柔らかな質感が特徴的なシリコン素材(現在はPVC素材を使用)。
本来アクセサリー作りには適さない素材で、シリコンを使ったアクセサリーは、世の中に存在していませんでした。
それでも『美味しくなさそうなモノは誰も喜ばないし、誰も手に取らない。』と確信があったワカマツは、味や食感が想像でき実際のスイーツよりも『美味しそう!』と感じてもらえるような素材選びにこだわり、制作を重ねました。
大量生産ができない<ホイップクリーム>の制作現場でのワカマツは、まさにパティシエそのもの。
毎晩2,000~3,000個のシリコンを絞り、パーツやチェーンを付け全てハンドメイドで仕上げる日々が続きました。
一般的なアクセサリーとは全く異なるワカマツの原型作り。
時には蠟を削り、時には紙粘土をこね、時にはクッキーを焼く・・・。
枠にとらわれない作品作りは20年以上たった今でも、何一つ変わることはありません。